オリンパスのこと
2011/11/09 Wed. 03:13 [写真・カメラ]
以前ちょっとだけ匂わす程度に触れましたが、ようやくオリンパスが不正会計を認めましたね。
ブログは根拠のないことを書くと削除の対象になったり、風説の流布とかに当たるので
迂闊には書けないので我慢していました。
7月31日の「大前研一Live」で既に取り上げられていて、youtubeにもアップロードされていたので
マイケル・ウッドフォード氏の解任の段階で勘の良い人は気が付いたでしょう。
この時の各メディアのスルーっぷりは流石でしたね。寧ろ外国人社長を悪者扱いする勢いだったこともあり、私は確信していました。
さて、今日の段階では、90年代の損失繰り延べのツケを清算する為に行ったということになっていますがどうでしょうか。
確かではないことを確からしく書くといろいろ問題があるので、あくまでも私の妄想?として受け取って欲しいのですが。
まず、前述の「大前研一Live」ですが、youtubeはすでに削除されていますので、今の段階で確認することはできません。
あるブロガーがchawanのたわごとというブログでこの番組の内容を記録しているので参考にはなるかな?
バブル崩壊後の日本では、多額の損失の表面化を避けるため、「損失先延ばしスキーム」という事が行われていました。これを毎期行えば損失はずっと先延ばしできるという、会計法の隙を突いた手法でしたが、2001年に導入された時価会計制度によりそれ以上の先延ばしは事実上不可能になったはずでした。
ですから、90年代の損失の先延ばしを、2007年の企業買収の水増しコンサル料で埋めましたって言われて、はいそうですかって納得できないんですよ。2001年以前に、相当複雑な会計処理をして、損失を消してしまってんだろうと思うわけです。つまり、粉飾ですね。
その後は、コンシューマー向けデジタルカメラ事業が軌道に乗ったことを評価して、立役者だった菊川氏を社長に祭り上げた。
ところが、デジカメ事業も数年で陰りを見せ始め、功を急いで次の事業、ベンチャー企業投資へと舵を取っていくことになる。
これは2005年頃、投資会社のITXを買収した事から始まる。
投資事業はこのITXが行うため、オリンパス本体の有価証券報告書には投資活動の詳細が記載されない事が都合がよかったのだろう。
この後、株価は2000円から5000円まで、2年で2.5倍に跳ね上がる。時価総額1兆3000億円くらいだろうか。
企業価値としては2000億弱と言われているのでPBRは6を超える数字になる。
これは、東証一部上場企業としては珍しい。この時点では日本企業には珍しく、信頼されている企業であったのだろう。
話題のジャイラス買収はこの株価最高値をつけた直後の事だ。
このあたりの出来事は「大前研一LIVE」での内容になる。
さて、2001年以降の、損失と粉飾がどの段階でどの程度あったかは今の時点ではわからない。
毎年、粉飾することが当たり前になって、危機感が薄れてしまうような粉飾癖?があったのではないかとも思う。
いずれにしても、どこかの段階で、帳簿上あるはずで実際には存在しない現金をどうにかしないとならなくなってくる。この際に、巨額買収のジャイラスが利用されたのだ。
この時のコンサル会社、AXESは、バブル崩壊期に「損失先延ばしスキーム」を考案、斡旋していたという事で、その後の粉飾やら企業買収やらでずぶずぶの関係だったのではないだろうか。
悪い事しすぎて既に他の会社に依頼することなんてできなくなっていたんだろう。
そしてこの巨額損失隠しを消す(つまり帳簿上の利益を消す)作業が行われた。
と、いうのが私の妄想。
で、結局何の罪になるかって事も含めて回を改めて書こうと思います。
ブログは根拠のないことを書くと削除の対象になったり、風説の流布とかに当たるので
迂闊には書けないので我慢していました。
7月31日の「大前研一Live」で既に取り上げられていて、youtubeにもアップロードされていたので
マイケル・ウッドフォード氏の解任の段階で勘の良い人は気が付いたでしょう。
この時の各メディアのスルーっぷりは流石でしたね。寧ろ外国人社長を悪者扱いする勢いだったこともあり、私は確信していました。
さて、今日の段階では、90年代の損失繰り延べのツケを清算する為に行ったということになっていますがどうでしょうか。
確かではないことを確からしく書くといろいろ問題があるので、あくまでも私の妄想?として受け取って欲しいのですが。
まず、前述の「大前研一Live」ですが、youtubeはすでに削除されていますので、今の段階で確認することはできません。
あるブロガーがchawanのたわごとというブログでこの番組の内容を記録しているので参考にはなるかな?
バブル崩壊後の日本では、多額の損失の表面化を避けるため、「損失先延ばしスキーム」という事が行われていました。これを毎期行えば損失はずっと先延ばしできるという、会計法の隙を突いた手法でしたが、2001年に導入された時価会計制度によりそれ以上の先延ばしは事実上不可能になったはずでした。
ですから、90年代の損失の先延ばしを、2007年の企業買収の水増しコンサル料で埋めましたって言われて、はいそうですかって納得できないんですよ。2001年以前に、相当複雑な会計処理をして、損失を消してしまってんだろうと思うわけです。つまり、粉飾ですね。
その後は、コンシューマー向けデジタルカメラ事業が軌道に乗ったことを評価して、立役者だった菊川氏を社長に祭り上げた。
ところが、デジカメ事業も数年で陰りを見せ始め、功を急いで次の事業、ベンチャー企業投資へと舵を取っていくことになる。
これは2005年頃、投資会社のITXを買収した事から始まる。
投資事業はこのITXが行うため、オリンパス本体の有価証券報告書には投資活動の詳細が記載されない事が都合がよかったのだろう。
この後、株価は2000円から5000円まで、2年で2.5倍に跳ね上がる。時価総額1兆3000億円くらいだろうか。
企業価値としては2000億弱と言われているのでPBRは6を超える数字になる。
これは、東証一部上場企業としては珍しい。この時点では日本企業には珍しく、信頼されている企業であったのだろう。
話題のジャイラス買収はこの株価最高値をつけた直後の事だ。
このあたりの出来事は「大前研一LIVE」での内容になる。
さて、2001年以降の、損失と粉飾がどの段階でどの程度あったかは今の時点ではわからない。
毎年、粉飾することが当たり前になって、危機感が薄れてしまうような粉飾癖?があったのではないかとも思う。
いずれにしても、どこかの段階で、帳簿上あるはずで実際には存在しない現金をどうにかしないとならなくなってくる。この際に、巨額買収のジャイラスが利用されたのだ。
この時のコンサル会社、AXESは、バブル崩壊期に「損失先延ばしスキーム」を考案、斡旋していたという事で、その後の粉飾やら企業買収やらでずぶずぶの関係だったのではないだろうか。
悪い事しすぎて既に他の会社に依頼することなんてできなくなっていたんだろう。
そしてこの巨額損失隠しを消す(つまり帳簿上の利益を消す)作業が行われた。
と、いうのが私の妄想。
で、結局何の罪になるかって事も含めて回を改めて書こうと思います。
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